Milindaの書斎

読んだこと、考えたことなどを書き留めます。外国語はたまに。

読みました 10


カミツキレイニーこうして彼は屋上を燃やすことにした』を読みました。
※以下は感想ですが、ほんのちょっとだけネタバレがあります。


文章はよくいえば若者言葉を写し取れている。悪くいえばあまり書き言葉に慣れていないような印象を受ける。自分の基準では「上手い」とは思えなかった。

また、物語の序盤で加奈が仲間たちに馴染んでいく過程は唐突に見えた。オズの魔法使いをモチーフにすることにも(この時点では)必然性が感じられなかった。

しかし、中盤以降に仲間たちの過去が明かされてからは展開に引き込まれていった。カカシとブリキを助ける場面の会話は強く心を打つ。作者が何を伝えたいのかよく伝わってくる。いい意味で分かりやすいストレートな青春小説である。

カカシとブリキに比べてややライオンの影が薄いため序盤の出来がいまいちと感じられたのかもしれない。極端にいえばライオン(というかソラの恋人)は名前だけの登場にしてしまっても物語は成立すると思う。


※今日はダラダラスタイルをやめて、引き締まった書き方を目指しました。せっかくブログに書くなら色々と試行錯誤したいと思っています。