Milindaの書斎

母国語と外国語を行ったり来たりしながら、自分なりに「書くこと」を追求したいと思います。

Composition 70 古今和歌集


相変わらず音節数が「3・4・3・4・4」になるように訳しております。この原則から外れている箇所があったら「冠詞か前置詞を弱く読むから音節に数えてないんだな」と無理やり解釈してください。
また、私はいまのところ「説明的な訳」しかできません。「詩的な英語」「美しい英語」は書けません。それでもよければ見て行ってくだされ。
底本は角川文庫ソフィアの古今和歌集(窪田章一郎・校注)です。

28 ももちどりさへづる春は物ごとにあらたまれども我ぞふり行く

Diverse birds
are singing. New
spring has come,
but I'm only
getting older.

31 春霞たつを見すててゆく雁は花なき里にすみやならへる

Spring haze rose,
but wild geese flew
to northward.
Don't they wanna see
full bloom flowers?

46 梅がかを袖にうつしてとどめてば春はすぐともかたみならまし

If I leave
the ume fragrance
with my sleeve,
it'll be keepsake
after this spring.

梅は plum と訳されてきたがそれは誤りだ、とネット辞書にありました。なぜ誤りなのかは書いてありませんでしたが……とりあえず ume と表記しておきます。

51 やまざくらわが見にくれば春霞峰にも尾にもたちかくしつつ

Hey spring haze,
why do you hide
flowers from me?
Why so spreading
from peak to ridge?

元の歌には「自分が花を見に来たら霞に隠された」とあるだけで「なぜ隠す?」とまでは言っていないのですが、意訳しています。

68 見る人もなき山里のさくら花ほかのちりなむのちぞさかまし

No one finds
that alone sakura
in a mountain.
It'll bloom after
others fall down.


いま書いている小説に関係しそうな歌をいくつか選んで訳してみました。
このブログがいい息抜きになっているので、何とか最後まで書き上げられる、かな……?

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