※この記事の内容はただの勘違いかもしれません。
冠詞が付く場合と付かない場合の違いが少しだけ分かったかもしれない。
先の記事(Composition 30)の中に、こんなセンテンスがある。
I don't have a talent for Shogi.
実はこの文、最初は
I don't have talent at Shogi.
と書いていた。
過去に覚えた例文では talent に冠詞が付いていなかったから、ここでも付けていない。
その後、私は「ここは at より for のほうがいいのかな?」と考え、at Shogi を for Shogi に書き換えてみた。
すると、英文校正アプリが反応したのだ。「talent に冠詞を付けなさい」と注意された。つまり
I don't have a talent for Shogi.
とするのが正しいらしい。私はアプリの指示に従って修正した。
しかし、なぜそうしなければいけないのか。なぜ前置詞を変えたら冠詞が必要になるのか。考えてみたのだが、おそらくtalent for Shogi が一つの意味の塊になるからだろう。
for Shogi が talent に係ることで、「将棋の才能」という意味になる。教科書的に言うと限定用法だ。「(抽象的な)才能というもの」ではなく「〜の才能」と意味の幅が限定されている。
限定を受ければ「Aする才能」「Bする才能」「Cする才能」と種類がたくさんあることになるから、きっと不可算名詞から可算名詞になって、冠詞 a を付ける必要が出てくるのだろう。
I don't have talent at shogi. だと I don't have talent までが一つの塊で、talent at shogi という限定用法にはならないのではないか。つまり at shogi は have の修飾語だと考えられるのだが、どうだろうか。(結局、文全体の意味は同じになるんだけど)
※繰り返しになりますが、この記事の内容はただの勘違いかもしれません。