Milindaの書斎

読んだこと、考えたことなどを書き留めます。外国語はたまに。

自分用メモ18

What is style for me? Although it is a very difficult question, I do the best to answer it in my own way.

 私にとって文体とは何か?
 難しい問いではあるが、自分なりに答えを考えてみよう。

The style which I think good is, in the end, the one which has high readability to me.
Then what kind of style fits the requirement? There are two answers.

 結局のところ、私が考えるいい文体とは、自分にとって読みやすく、読んでいて心地いい文体のことだ。では、どんなものがその条件に当てはまるのか? 答えは二つある。

First, it is the style that sentences are segmented in good order. (※日本語の調子が良くなった代わりに、英語はここで力尽きました)

 一つは、きちんと文節が区切られていること。日本語の表記法において、これは漢字と仮名のバランスがいいことと同義に近い。
 日本語の文は文節に分解することができる(用語についての細かい説明は省く。以下同様)。文節は実質語と機能語で成り立っている。
 実質語は単独で意味を持つため、漢字で表記するのが原則だとされる。一方、機能語は単独で意味を持たないため、仮名で表記するのが原則だとされる。
 このバランスが崩れてしまうと文節の切れ目が視覚的に分かりにくくなり、理解しづらい文章となる。

例)俺最近一番中毒になってるんだよこの動画。

 もちろん会話の中でこのような文が出てきても問題なく意味を掴むことができるだろう。しかし文字で表記するとなれば話は別だ。「俺最近一番中毒」とか「だよこの」あたりに、文節の切れ目を分かりやすくする工夫が必要ではないだろうか。少なくとも私はそう感じる。具体的には、

1.読点を打つ
2.助詞(機能語)を補う
3.漢字を仮名に開く
4.別の語に言い換える

といった方法がある(他にもあるかもしれない)。
 別の語に言い換えるときは、助詞をつけたり仮名に開いたりしても不自然にならないかどうか注意すること。言い換え自体が目的ではない。目的はあくまで文節の切れ目を分かりやすくすることだ。
 文節をきちんと分節し(洒落かよ)切れ目が分かりやすくなるよう工夫すれば、結果として漢字と仮名のバランスがよくなる。ほぼ同義だと書いた理由は分かっていただけると思う。

 さて、もう一つの答えは、文章にリズムがあること。といっても、韻を踏んでいるとか七五調とかいうことではない。
 では何なのかというと、実は私も自分が感じている「リズム」を定義しきれていない。しかし、文章を読んでいて確かにリズムを感じる瞬間はあるのだ。
 自分なりに気づいていることを箇条書きにすると

1.どうも自分は一文が短いほうが好きらしい。漢文訓読体にはリズムを感じる(量的にはあまり読んだことないけどね)

2.情報の配列も関係しているのかもしれない。主題に関係のないものから関係のあるものへ、重要でないものから重要なものへ(ビジネス文書では重要なことを先に出すべきだが、小説はそうでなくてもいい)等々、並べ方に工夫があるとリズムを感じる気がする。

3.同じような形の文が続くと飽きる。たとえば「Aして、Bした」とか「Aだが、Bだ」という形が続くような場合だ。これは書くことに慣れてきた人が陥りやすい罠で、私も気づかないうちにハマってしまうことがある。自戒も込めて言うのだが、意識して対句形式にしているのでない限り、こうした無意識の繰り返しはダラダラした印象を与えるだけだろう。リズムがあるとは感じない。しかし、そう感じる理由は自分でも分からない。単なる繰り返しとリズムとの違いは、どこにあるのだろうか。

4.よく文末の音を変えろと言われるが、個人的にそこはあまり気にならない。文が「〜た」ばかりで終わっていても、そういうものだから仕方がないという感じがする。むしろ文頭に「(主語)は」「(主語)が」という形が続いている方が気になる。これもリズムを感じるか否かに関係しているのだろうか?