Milindaの書斎

読んだこと、考えたことなどを書き留めます。外国語はたまに。

放送大学TILその4



TIL記事には遠し番号をつけていますが、必ずしも「番号順=投稿順」とは限りません。

ともかく私は気ままにムーアを歩きます。しかし、一人でそこに行くと、何を見ても思い出してしまうのです。家族が生きていた頃のことを。
そんな時はムーアが、荒れ果てた、何の見所もない、孤独な、悲しい所に思われます。
妹のエミリーはことのほかムーアを愛していました。そこにはヒースが生える丘も、シダの枝も、コケモモの若葉もないし、羽ばたくヒバリやヒワもいないけれど、妹のことを思い出させるのです。

——シャーロット・ブロンテの日記から
(拙訳。単語を置き換えただけで、あまり文意を取れていないかもしれません)

※ムーアとは湿原のこと


例の女性作家——彼女の本にはロンドン中の人々を語らせ、読ませ、考察させるような未知の力があった——は、とても小柄で優美な、真面目そうな女性だった。髪はストレートの金髪で、しっかりとした目つきをしている。
私の個人的な印象によると、彼女はいくらか重々しく厳格だ。特にぺちゃくちゃおしゃべりしたがる年下の女性に対しては。
そこにいる誰もが、一向に始まらない会話を待ちわびている。

——アンヌ・サッカレー(ウィリアム・サッカレーの娘)がシャーロット・ブロンテを評して
(拙訳)

  • ジェイン・エア』は、フランスの昔話「青髭」に影響を受けている。ブロンテ姉妹の時代には、すでに絵本や演劇でよく知られた物語であった。しかし青髭の話をシリアスな長編小説に取り入れたのはおそらくシャーロット・ブロンテが最初であろう。※これは私の評価ではなくて、テキストに書いてあったことの要約です。以下の箇所も同様。
  • シャーロットには会話を書くセンスがある。違う時代に生まれていたら、映画のスクリプトライターになっていただろう。
  • シャーロットは語彙が豊富である。それは読者が場面を完璧に思い描くための助けとなる。
  • 19世紀のイギリスでは作家、芸術家がアヘンを使用していた。アヘンは薬局で買えたし、現在のアスピリンと同じように使われていた。これについてトマス・ド・クインシーは「幸福はもはや1ペニーで買える」と書き残している。
  • アヘンの使用は古く、新石器時代にまで遡ることができる。その後の偉大な文明(ギリシャ、ローマ、ペルシャ)でも使われていた。その用途は儀礼用、睡眠薬、鎮痛薬であった。
  • アヘンは15世紀の中国で初めて娯楽に用いられた。

(コメント)その後、ちょうどブロンテ姉妹の時代にイギリスが中国へアヘンを輸出していたことは書かないのか? アットキン先生はイギリス人だから書きたくないのだろうか?

Walking with Writers―A Literary Journey around England (放送大学教材)

Walking with Writers―A Literary Journey around England (放送大学教材)