短歌
私は放送大学の短歌会に入っています。十月の歌会に向けて作った歌を載せてみます。 歌会のテーマが「国道」だったので、できるだけそれに関連させています。私が山国の出身であることもあって「国道=山道」と捉えた歌が多いです。 100首を目標に作りました…
小松英雄『古典和歌解読』 p1「本書で導かれる主な帰結」より 『古今和歌集』は叙情詩としての和歌の確立であった。それは、『万葉集』の短歌の外形を継承して、言語の線条を仮名の線条に転換し、表現を重層化することによって達成された。短歌を和歌に変容…
読んだ本の内容をメモしておきます。少し専門的な本なので、私にも読み解けていない箇所があるかもしれません。この続きを読み進められる方はご了承ください。 小松英雄『古典和歌解読』 宮内仁『日本の木遣唄』 関連記事 小松英雄『古典和歌解読』 本書の最…
いま書いている小説の一部を翻訳してみました。「日本語→英語→日本語」と移し変えたほうが、悪いところを見つけやすい気がするからです。過去の記事にもあったように、ジャンルはラノベ・学園・ラブコメです。 短歌はいつも通りに音節数を「3・4・3・4・4」…
相変わらず音節数が「3・4・3・4・4」になるように訳しております。この原則から外れている箇所があったら「冠詞か前置詞を弱く読むから音節に数えてないんだな」と無理やり解釈してください。 底本は角川文庫ソフィアの古今和歌集(窪田章一郎・校注)です…
相変わらず音節数が「3・4・3・4・4」になるように訳しております。この原則から外れている箇所があったら「冠詞か前置詞を弱く読むから音節に数えてないんだな」と無理やり解釈してください。 また、私はいまのところ「説明的な訳」しかできません。「詩的…
少し気分を変えて和歌を英訳してみましょう。 先の記事にも書きましたが、私は短歌を英訳する時に「リズムの移し替え」を目指します。少なくとも当面の目標はそうです。そのために音節数をできるだけ「3・4・3・4・4」に調整します。「5・7・5・7・7」のまま…
短歌を英訳する方法について考えてみよう。短歌は「31音節で詠まれた詩」だと言われる。しかし、それは古い説明である。今日の言語学では音節とモーラを区別する。短歌を構成しているのは31の音節ではなく、31のモーラだと解するべきである。 よく知られたよ…